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Text File  |  1995-02-28  |  6KB  |  178 lines

  1.  
  2.                X680x0 Ko-Window 画像ビュア
  3.                 gview.win v1.20
  4.                             1995/2/24 小笠原博之
  5.  
  6.   UserGraphic データフォーマットに対応した万能(?)画像ビュアです。UGraphic で
  7. 外部から転送された画像を表示、または再転送することができます。UserGraphic 対
  8. 応アプリと組み合わせることで幅広い応用がききます。単体でもいくつかの画像フォー
  9. マットをロードすることができます。PIC/Pi の読み込みルーチンを内蔵し、また外部
  10. コマンドによって JPEG,MAG,HG も展開できます。WSRV.X v2.24+13 以降専用です。
  11.  
  12. v1.10->v1.20: WSRV.X v2.24+13の新機能対応。256/65536色モード時でも、表示位置
  13.     に制限がなく画面のどこにでも表示が可能になった。
  14.  
  15.  
  16.  
  17. ●使い方
  18.  
  19.     gview [<スイッチ>] [<データファイル> ..]
  20.  
  21.   起動すると gview ローダーウィンドウを開きます。このウィンドウに、他のウィン
  22. ドウから UserGraphic データをドラッグ、または KF から JPEG/PIC/Pi/MAG/HG の画
  23. 像ファイルを運ぶと、その画像を表示します(画像ウィンドウ)。
  24. (MAG/HG展開時は注意が必要 -> 後述)
  25.  
  26.                 ┌──────┐
  27.       [ローダーウィンドウ]    │□□      □│
  28.                 ├──────┤
  29.                 │GView v1.20 │
  30.                 └──────┘
  31.  
  32.   画像ウィンドウでは、マウスの左ボタンでデータのドラッグ、右ボタンでモードを
  33. 切り替えることができます。画像ウィンドウはローダーウィンドウに画像データを運
  34. ぶ度に何枚でも開くことができます。
  35.  
  36. <使用例>
  37.  
  38.     = 画像コピー =
  39.     (1) ローダーウィンドウに KF から .PIC や .Pi のファイルを転送する。
  40.  
  41.     (2) (1)で表示した画像ウィンドウからドラッグして、再びローダーウィンド
  42.         ウへ運ぶと、データがコピーされて同じウィンドウが2つ開く。
  43.  
  44.     = 画像反転/回転 =
  45.     (1) 何らかの画像データを表示させる。
  46.  
  47.     (2) (1)で表示した画像ウィンドウからドラッグして、gv_rev.win (別配布)
  48.         まで運ぶと、上下反転、または回転した画像を gview が表示します。
  49.         (UserGraphic を利用して外部のエフェクタを通した例)
  50.  
  51.  
  52.   <スイッチ>は、初期表示位置指定の -x, -y のみ使えます。
  53.  
  54.  
  55.  
  56. ●画像ウィンドウのモード
  57.  
  58.   画像ウィンドウは、最初は必ず何も情報を表示していない Normal モードになりま
  59. す。右ボタンを押すごとに以下の順でモードが切り替ります。
  60.  
  61.     ・Normalモード    絵のみ、他に何も表示しない
  62.               表示:    特になし
  63.               転送:    画像全部
  64.  
  65.     ・Infoモード    左上に内部で持っている情報も表示
  66.               表示:    ファイル名
  67.                 size (画像のサイズ)
  68.                 データについているコメント
  69.               転送:    画像全部
  70.  
  71.     ・Regionモード    現在の範囲を上部に表示
  72.               表示:    (左上座標)-(右下座標)[範囲のドットサイズ]
  73.               転送:    指定範囲のみ
  74.  
  75.   文字の表示色は、右クリックを繰り返すことで切り替えることができます。
  76.  
  77.  
  78.  
  79. ●画像のデータ転送
  80.  
  81.   画像ウィンドウからは、マウス左ボタンのドラッグにより表示している画像そのも
  82. の(UserGraphic)、または表示している絵のファイル名(UserString)を転送すること
  83. ができます。この2つのデータのうち、どちらを受け取るのかは、受け取り側のプロ
  84. グラムに依存します。
  85.  
  86.   Normal/Info モードでは、転送される画像は常にデータ全体です。Region モード
  87. では、転送されるのは表示されている範囲内の画像だけになります。つまり Region
  88. モードで画像から任意部分の切り出しができます。
  89.  
  90.   範囲を指定するには、Region モードの状態で [OPT.1] を押しながら任意の範囲を
  91. 左ドラッグして下さい。
  92.  
  93. <使用例>
  94.  
  95.     = 範囲切り出し =
  96.     (1) 画像ウィンドウ上で右ボタンを何度か押し、座標範囲が表示されている
  97.         Regionモードに切り替える。
  98.  
  99.     (2) [OPT.1] を押しながらマウスの左ボタンで範囲をドラッグする。
  100.  
  101.     (3) 範囲指定ができたら、左ボタンでそのままドラッグしてローダーウィン
  102.         ドウに持っていくと、その範囲だけをウィンドウに開く。もちろん、
  103.         gv_rev 等他のウィンドウに持ってっても構わない。
  104.  
  105.  
  106.  
  107. ●注意点
  108.  
  109.   ・256/65536色モードの画像(PIC等)は、正常に表示できるのはウィンドウ画面中の
  110.     512x512dot のエリア内に限られます。このエリア位置は可変で、その位置制御は
  111.     自動になってます。最後にタイトルバーをクリック、または移動したウィンドウ
  112.     の画像が優先して表示されます。範囲から外れた部分は描画せずに灰色でマスク
  113.     します。(この時Info表示すると若干表示が崩れますが害はありません)
  114.  
  115.   ・GView 内蔵の PIC ローダーは、512x512dot の画像を読み込むと常に縮小して比
  116.     率補正を行います。それ以外のサイズの画像はそのままの比率で表示します。
  117.  
  118.   ・画像データはメモリを大量に消費します。特にデータ変換や画像ロード中はバッ
  119.     ファを多数開くことがあります。
  120.  
  121.   ・MAG/HG はそれぞれ mag.r と hg.r を呼び出して展開しています。あらかじめ
  122.     mag.r や hg.r を実行できるところに置いておく必要があります。また、これら
  123.     の外部呼び出しは一端 Ko-Window を終了させ、ローダーが展開した GV-RAM 上
  124.     のデータを吸い出すことによって実現しています。ロード中は画面が切り替りま
  125.     すので注意して下さい。
  126.  
  127.   ・JPEG はそれぞれ jpeged.r を呼び出して展開しています。あらかじめ jpeged.r
  128.     が実行可能になっている必要があります。jpeged は外部起動でも直接メモリ展
  129.     開する機能があるため、画面切り替えはなく、内蔵のローダーと同じ感覚で使用
  130.     できます。ただし仮想画面サイズは480x480固定です。(縮小する場合は gv_to65
  131.     を使って下さい)
  132.  
  133.   ・画像の切り出しは、エフェクタによってはデータのドットサイズが偶数になって
  134.     いないとうまく働かないものがあります。
  135.  
  136.  
  137.  
  138. ● UserGraphic 対応アプリを作るには
  139.  
  140.   UserGraphic は、UserSheet 等と同様 EventUser で画像データを転送する場合の共
  141. 通フォーマットです。具体的な形式の説明は Ko-Window 開発セットに入っています。
  142.  
  143.   この共通の入出力形式にさえ対応しておけば、ローダー、セーバー、コンバータ等
  144. をそれぞれ全部別のアプリケーションとして作成することができます。もちろん必要
  145. に応じて組み合わせて使うことができるわけです。gview.win は共通のビュアとして、
  146. これらアプリケーションの中心に位置することになります。
  147.  
  148.  
  149.  
  150. ●関連プログラム
  151.  
  152.   95/2/28 現在での関連プログラムです(今後も増加予定)
  153.  
  154. gv_rev.win    画像の反転、90度回転
  155. gv_to65.win    1/4変換、16/256->65536色変換
  156. gv_sh.win    Sheet->UserGraphic変換(Sheetデータをgviewで表示)
  157. gv_ppm.win    netpbmのppmデータをロード/セーブ
  158. gv_dcolor.win    65536色->1024~2色へパレットによる減色変換
  159. gv_save.win    各種フォーマットで画像をセーブする
  160. gv_psort.win    16/256色データのパレットをソートする
  161.  
  162.  
  163.  
  164. ●プログラムについて
  165.  
  166.   内蔵のPi/PICローダールーチンとして、柳沢明氏のルーチンを使わせていただきま
  167. した。このプログラムの配布、転載は自由です。ただし単体で配布してもさほど意味
  168. がないので、できるだけ他の gv 関係のプログラムと一緒に転載して下さい。
  169.  
  170.  
  171.  
  172. ●連絡先
  173.  
  174. 小笠原博之 oga@dgw.yz.yamagata-u.ac.jp
  175.   SPS-NET: SPS0783 COR.
  176. DenDenNET: DEN0006 COR.
  177.  
  178.