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1995-02-28
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6KB
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178 lines
X680x0 Ko-Window 画像ビュア
gview.win v1.20
1995/2/24 小笠原博之
UserGraphic データフォーマットに対応した万能(?)画像ビュアです。UGraphic で
外部から転送された画像を表示、または再転送することができます。UserGraphic 対
応アプリと組み合わせることで幅広い応用がききます。単体でもいくつかの画像フォー
マットをロードすることができます。PIC/Pi の読み込みルーチンを内蔵し、また外部
コマンドによって JPEG,MAG,HG も展開できます。WSRV.X v2.24+13 以降専用です。
v1.10->v1.20: WSRV.X v2.24+13の新機能対応。256/65536色モード時でも、表示位置
に制限がなく画面のどこにでも表示が可能になった。
●使い方
gview [<スイッチ>] [<データファイル> ..]
起動すると gview ローダーウィンドウを開きます。このウィンドウに、他のウィン
ドウから UserGraphic データをドラッグ、または KF から JPEG/PIC/Pi/MAG/HG の画
像ファイルを運ぶと、その画像を表示します(画像ウィンドウ)。
(MAG/HG展開時は注意が必要 -> 後述)
┌──────┐
[ローダーウィンドウ] │□□ □│
├──────┤
│GView v1.20 │
└──────┘
画像ウィンドウでは、マウスの左ボタンでデータのドラッグ、右ボタンでモードを
切り替えることができます。画像ウィンドウはローダーウィンドウに画像データを運
ぶ度に何枚でも開くことができます。
<使用例>
= 画像コピー =
(1) ローダーウィンドウに KF から .PIC や .Pi のファイルを転送する。
(2) (1)で表示した画像ウィンドウからドラッグして、再びローダーウィンド
ウへ運ぶと、データがコピーされて同じウィンドウが2つ開く。
= 画像反転/回転 =
(1) 何らかの画像データを表示させる。
(2) (1)で表示した画像ウィンドウからドラッグして、gv_rev.win (別配布)
まで運ぶと、上下反転、または回転した画像を gview が表示します。
(UserGraphic を利用して外部のエフェクタを通した例)
<スイッチ>は、初期表示位置指定の -x, -y のみ使えます。
●画像ウィンドウのモード
画像ウィンドウは、最初は必ず何も情報を表示していない Normal モードになりま
す。右ボタンを押すごとに以下の順でモードが切り替ります。
・Normalモード 絵のみ、他に何も表示しない
表示: 特になし
転送: 画像全部
・Infoモード 左上に内部で持っている情報も表示
表示: ファイル名
size (画像のサイズ)
データについているコメント
転送: 画像全部
・Regionモード 現在の範囲を上部に表示
表示: (左上座標)-(右下座標)[範囲のドットサイズ]
転送: 指定範囲のみ
文字の表示色は、右クリックを繰り返すことで切り替えることができます。
●画像のデータ転送
画像ウィンドウからは、マウス左ボタンのドラッグにより表示している画像そのも
の(UserGraphic)、または表示している絵のファイル名(UserString)を転送すること
ができます。この2つのデータのうち、どちらを受け取るのかは、受け取り側のプロ
グラムに依存します。
Normal/Info モードでは、転送される画像は常にデータ全体です。Region モード
では、転送されるのは表示されている範囲内の画像だけになります。つまり Region
モードで画像から任意部分の切り出しができます。
範囲を指定するには、Region モードの状態で [OPT.1] を押しながら任意の範囲を
左ドラッグして下さい。
<使用例>
= 範囲切り出し =
(1) 画像ウィンドウ上で右ボタンを何度か押し、座標範囲が表示されている
Regionモードに切り替える。
(2) [OPT.1] を押しながらマウスの左ボタンで範囲をドラッグする。
(3) 範囲指定ができたら、左ボタンでそのままドラッグしてローダーウィン
ドウに持っていくと、その範囲だけをウィンドウに開く。もちろん、
gv_rev 等他のウィンドウに持ってっても構わない。
●注意点
・256/65536色モードの画像(PIC等)は、正常に表示できるのはウィンドウ画面中の
512x512dot のエリア内に限られます。このエリア位置は可変で、その位置制御は
自動になってます。最後にタイトルバーをクリック、または移動したウィンドウ
の画像が優先して表示されます。範囲から外れた部分は描画せずに灰色でマスク
します。(この時Info表示すると若干表示が崩れますが害はありません)
・GView 内蔵の PIC ローダーは、512x512dot の画像を読み込むと常に縮小して比
率補正を行います。それ以外のサイズの画像はそのままの比率で表示します。
・画像データはメモリを大量に消費します。特にデータ変換や画像ロード中はバッ
ファを多数開くことがあります。
・MAG/HG はそれぞれ mag.r と hg.r を呼び出して展開しています。あらかじめ
mag.r や hg.r を実行できるところに置いておく必要があります。また、これら
の外部呼び出しは一端 Ko-Window を終了させ、ローダーが展開した GV-RAM 上
のデータを吸い出すことによって実現しています。ロード中は画面が切り替りま
すので注意して下さい。
・JPEG はそれぞれ jpeged.r を呼び出して展開しています。あらかじめ jpeged.r
が実行可能になっている必要があります。jpeged は外部起動でも直接メモリ展
開する機能があるため、画面切り替えはなく、内蔵のローダーと同じ感覚で使用
できます。ただし仮想画面サイズは480x480固定です。(縮小する場合は gv_to65
を使って下さい)
・画像の切り出しは、エフェクタによってはデータのドットサイズが偶数になって
いないとうまく働かないものがあります。
● UserGraphic 対応アプリを作るには
UserGraphic は、UserSheet 等と同様 EventUser で画像データを転送する場合の共
通フォーマットです。具体的な形式の説明は Ko-Window 開発セットに入っています。
この共通の入出力形式にさえ対応しておけば、ローダー、セーバー、コンバータ等
をそれぞれ全部別のアプリケーションとして作成することができます。もちろん必要
に応じて組み合わせて使うことができるわけです。gview.win は共通のビュアとして、
これらアプリケーションの中心に位置することになります。
●関連プログラム
95/2/28 現在での関連プログラムです(今後も増加予定)
gv_rev.win 画像の反転、90度回転
gv_to65.win 1/4変換、16/256->65536色変換
gv_sh.win Sheet->UserGraphic変換(Sheetデータをgviewで表示)
gv_ppm.win netpbmのppmデータをロード/セーブ
gv_dcolor.win 65536色->1024~2色へパレットによる減色変換
gv_save.win 各種フォーマットで画像をセーブする
gv_psort.win 16/256色データのパレットをソートする
●プログラムについて
内蔵のPi/PICローダールーチンとして、柳沢明氏のルーチンを使わせていただきま
した。このプログラムの配布、転載は自由です。ただし単体で配布してもさほど意味
がないので、できるだけ他の gv 関係のプログラムと一緒に転載して下さい。
●連絡先
小笠原博之 oga@dgw.yz.yamagata-u.ac.jp
SPS-NET: SPS0783 COR.
DenDenNET: DEN0006 COR.